白山ベストガイド | 一般財団法人 白山観光協会

白山国立公園について

美しい白山は、私たちの誇りです。

白山国立公園は、昭和37年(1962)に指定され、富山県、石川県、福井県、岐阜県にまたがる指定面積49,900haで、約64%が国有地、約36%が特別保護地区となっています。御前峰、大汝峰、剣ヶ峰の3峰と周囲の山々を中心とした、およそ南北40km、東西30kmにわたる国立公園です。 自然性の高い国立公園として、ユネスコの人間と生物圏(MAB)計画に基づく「生物圏保存地域(ユネスコエコパーク)」にも指定されています。 冬は北西の季節風がもたらす多量の雪に覆われ、特別豪雪地域にも指定されています。標高500m以上の山地には約6億tもの積雪があると推定されており、この雪が白山の自然を形作る大きな要素の一つであり、山麓部に豊かな恵みをもたらし、雪国の独特な景観や文化を育んでいます。

 

白山国立公園は、白山を中心とする山岳自然公園です。石川、福井、岐阜、富山の4県にまたがり、北は大門山、南は大日岳まで2,000m級の山々が続いています。白山は、富士山、立山とともに日本三名山の一つに数えられ、山頂部は、御前峰(2,702m)、大汝峰(2,684m)、剣ヶ峰(2,677m)で構成されています。古くから「しらやま」や「越のしらね」の名で和歌にも詠まれましたが、信仰の山としても知られ、御前峰山頂には白山奥宮があります。養老元年(717年)越前の僧泰澄が、はじめて白山に登り修行したのが信仰登拝の始まりと伝えられています。1億年余り前には湖底にあった白山地域が、その後少しずつ盛り上がって何度も噴火活動を繰り返して火山として誕生し、今日にいたっています。

万年雪が残り、高山植物の宝庫として知られる山頂部、広大なブナの原生林の広がりとそこに生息する多くの野生動物たち、深い谷間から山ろくにかけて数多く噴出する温泉群など白山は多くの魅力をもっています。また、ユネスコの生物圏保存地域に指定されるなど国際的にも高い評価を受けています。私たちはこのすばらしい白山を損なうことなく将来へ伝えていかなければなりません。



頂上からは美しい雲海のかなたに、白馬・剱・立山・槍・穂高・乗鞍・御岳の山なみが一望でき、北アルプスから昇る日の出のすばらしさは忘れ難い。


山頂周辺には、ゆるやかな斜面がいくつも残されています。室堂平、弥陀ヶ原、南竜ヶ馬場、清浄ヶ原などで、いずれも高山植物が咲き競い、さわやかな高原情緒が満喫できます。



山腹一帯では、ブナ、ダケカンバなどの原生林、アオモリトドマツ、ハイマツなどの高山植生が広い範囲にわたって保護され、国立公園としての真価を高めています。



別山(2,399m)は、御前峰の南方、油坂頭から三ノ峰へと連なる山塊の主峰です。山頂には別山神社があります。南竜ヶ馬場から別山に至るコースでは、南北アルプスや八ヶ岳連峰などの眺めを楽しみながら縦走できます。



頂上付近は、7~8月ともなると高山植物が山はだ一面を埋めつくし、夏山の大きな魅力になっています。白山の名を冠したハクサンコザクラ、ハクサンフウロ、ハクサンイチゲ、ハクサンシャクナゲなどや、伝説や歌で有名なクロユリのほか、コバイケイソウ、イワギキョウ、ミヤマキンバイ、チングルマ等、色とりどりの花が短い夏に咲き競います。
また、南竜ヶ馬場にはアオモリトドマツの林に囲まれた白山では数少ない湿原があり、ニッコウキスゲの大群落やイワイチョウ、リュウキンカ、ハクサンオオバコなど、室堂平では見られない植物の宝庫となっています。



頂上部には大小7つの湖があります。最も大きい翠ヶ池、次いで紺屋ヶ池、油ヶ池、血の池、五色ヶ池、百姓池、と続き、それぞれ美しい水をたたえて、白山の代表的な景観の一つとなっています。これらのほとんどが、火口と考えられており、翠ヶ池は、古文書によると長久3年(1042年)の噴火でできたといわれています。このほか、千蛇ヶ池はわが国唯一の夏でも雪と氷にとざされた湖として知られています。また、水のない凹地とし鍛治屋地獄があり、すさまじい噴火の跡を物語っています。


白山火山が現在の山頂部で活動を開始したのが3〜4万年前頃で、活動は歴史時代まで続きます。
噴出物は弥陀ヶ原や南竜ヶ馬場などに分布しています。山頂部の剣ヶ峰は2200~2300年前頃に形成した溶岩円頂丘です。約10万年前には、現在の中ノ川支流の地獄谷あたりを中心に標高約3,000m成層火山がありました。この火山を古白山火山といいますが、山体の中心部はほとんど失われ、見る影もなくなっています。現在、周辺の火山斜面が断片的に残されており、清浄ヶ原の緩斜面がその斜面を代表するものです。


御前峰の尾根には、天柱石、御宝庫と呼ばれている奇妙な形をした岩が見られます。これらは白山火山の火口から流れ出たマグマがそのまま固結した溶岩で、転法輪の窟もその一つです。大汝峰のすそから血の池付近にかけては、白っぽい砂や小礫の間に巨岩が散在した、まるで石庭のような光景が見られます。溶岩とは様相の異なるこれらの堆積物は、火砕流堆積物と呼ばれているのもので、赤熱した岩塊や火山灰が火山ガスと共に斜面をなだれのように流れてできたものです。



白山は野生動物の宝庫です。ほ乳動物では高山帯でときどき見られるオコジョをはじめ40種を超え、多雪地帯であるため、全ての動物は長い冬をたくましく生きているものばかりです。冬には亜高山帯以上は白一色の雪の世界ですが、夏にはニホンカモシカやキツネなども食べものを求めて登山してきます。野鳥では、県鳥に指定されているイヌワシをはじめ約150種が知られています。登山中にカヤクグリ、ホシガラス、イワヒバリなどを見かけます。

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