白山ベストガイド | 一般財団法人 白山観光協会

白山の四季

豊かな環境が生み出した
美しい景色

白山は標高や地形、雪どけ時期などの違いから
多様な環境が形成され、
それぞれの環境に適した植物が生息しています。

また、そのような植物相を背景に哺乳類が45種、
鳥類は約130種が確認されており、
大変希少な大型猛禽類などが全国的に比べ
高密度で生息しています。

このように豊かな自然の魅力が、
白山の四季折々の景色を彩っており、
多くの登山者に古くから
根強く愛されている理由でもあります。

春の白山

春の白山

白山室堂周辺は、例年5、6メートルの積雪があります。山小屋も雪ですっぽりと覆われ、屋根の一部しか確認できません。4月下旬からスタッフが入山し、5月1日の春山開山準備に向け除雪作業が始まります。約半年間雪で覆われた山小屋が目を覚まします。ゴールデンウィークや週末は、山スキーを楽しむ登山者で賑わいます。五月晴れの日も、白山は天候が急変しやすく、夜は吹雪になることもあります。

「花の名山」と呼ばれる白山。花の見ごろは7月中旬から8月上旬にかけてです。白山を代表する「クロユリ」や「ハクサンコザクラ」などの群生が、白山室堂周辺で間近で見られ、登山者はまず驚くことでしょう。雪がとけて一斉に高山植物が咲くころが「白山の春」といえるかもしれません。8月後半は、「ハクサントリカブト」など秋の花が多く見ることができます。

夏の白山

夏の白山

秋の白山

秋の白山

白山山頂付近から弥陀ヶ原にかけてが一番の紅葉スポット。9月下旬から10月上旬が紅葉の見ごろです。ナナカマドとハイマツのコントラストに、夏の盛りを終えた高山植物の「草紅葉」。きんと冷えた朝は、お日の出や神秘的な雲海がきれいに見えます。夏の賑わいとは違い静かな雰囲気の白山。山小屋もこれから降る雪に備え、小屋仕舞いの準備を始めます。

白山麓に「初冠雪」の便りが届くころ、白山室堂は小屋仕舞いを終えてスタッフが下山します。一足早く季節は進み、いよいよ白山に長く厳しい冬が訪れます。お天気のいい日は、遠方から白山を見ると神々しくその名のとおり「白い山」となり、山容は穏やかでやさしい。白山麓の白峰地区では、家の前にかわいらしい雪だるまが並び、夜にはろうそくが灯されます。日本有数の豪雪地帯がやさしい雰囲気に包まれます。

冬の白山

冬の白山

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